読書~「叱らなくていい子育て」

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2歳のちびたろうを、最近叱ってばかりいます。
「ごはん、ちゃんと食べなさい」「食事中は座ってー」「車道に飛び出しちゃいけません」「そっちは行っちゃダメ」…。

叱ってしまう一つが、登園・降園の道のり。
歩ける距離だし、歩くのは本人も大好きなんですが、けっこう危ないんです。
保育園は住宅街にあるものの、車は通るし、自転車も走っている。
好奇心いっぱいのちびたろうは手を繋ぐのもいやがるし、ゆっくり歩くこともしません。
安全面でも、もちろん手間暇の面でも、ベビーカーか、自転車で連れて行くのがいいんです。
そうしないのは、以前、乳児教育の専門家とする人が「歩けるようになった子どもをベビーカーで連れて歩くのは、親がなまけているだけ」というようなことを発信しているのをみたから。
歩くことは発達のために重要だし、歩き方なぞ親が教えるべき。なにもかも、しつけも保育園にまかせるばかりで、生みっぱなしの無責任な親が多すぎる…と続く内容でした。
正しいかどうかはわからないけれど、こういうのが気になるたちで。
ちょうどその頃、ベビーカーをいやがるようにもなっていた。乗せられないこともないけれど、ちょっと無理矢理感がある。なら、歩かせてみよう…と始めてみたんです。
すると、とっても楽しそうなんですね。
桜の木の実を拾ったり、タンポポの綿毛をとばしたり。よそのおうちの壁の穴をのぞいたり、駐車場のワーゲンを見たり。
最初は車に向かって飛び出して行ったのが、手を引いたり、声を掛けたりして徐々に「道の角では停止する」「待つ」「母親が来たら歩き始める」なんてこともできるようになり、ちょっと成長も感じられています。
でも!行き・帰り、ベビーカーなら10分の道を30分以上。大人って、そんなにのんびり楽しむ心がないじゃないですか。
で、やっぱり、ガードレールに上ってみたりしてまだ危ないことは多いし、遊び疲れた帰り道なんて、親のいうことなんて全然聞かなかったり。
で、怒ってしまう。で、思う。こんなに怒ってしまうなら、ベビーカーでいいじゃないか。ちびたろうも怒られないですむし、こちらも怒らないですむ。
どうしよう…と葛藤はいまも続いています。

というなか、手に取ったのが、
須賀義一著「保育士おとーちゃんの『叱らなくていい子育て』」。
乳幼児期の子育てについて、たくさんの助言がありました。

特にささったこと。「叱る」と「怒る」の違い、なんて言われますが、私はよく「怒る」。
が、
「怒る」ということもある面では大切

もしそのものごとが強くしっかりと言わねばならないことだと思うならば、そのとき「怒る」という強い姿勢でそれらを伝えてもいいのです。

ヒステリックに怒り続けることはもちろんダメ。ただ、まだ「リクツ」を理解していない子どもに対しては、親の「気持ち」を伝えることが大切。
そして、そのベースには何より「信頼関係」が大事。
それをつくるのには「受け入れる」こと。そして、そのためにどう言葉を掛ければいいのか、どんなことが簡単にできるか、が具体的に書かれていて、たいへん参考になりました。

で、きょう早速できることを実践。
結果…。
にこにこしながら、ちびたろう、寝ました!

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