子どもの「できた!」とシャボン玉

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ちびたろうと、シャボン玉セットを持って公園へ出かけました。
私がシャボン玉をつくるとちびたろうは大喜び。「ちびちゃんも!」と自分でやろうとします。
そこで、セットに付いていたストローの口につける部品をセット。シャボン玉液が口に入りにくくなるやつです。
液にストローの先をつけて、「プーッ」とちびたろう。うまくできない。
たぶん、息を吸ってる。誕生日ケーキのろうそくも、熱いごはんも「フーッ」って吸いこんでるくらいだから。

なので、「ちびちゃん、吸うんじゃなくて吐くんだよー」と私が実演。息をちびたろうに吹きかけ、「こう!」。
もう一度チャレンジするちび。でもやっぱりできません。すーっと吸って、「でない!」っとなって吐くとシャボン玉が。「できた!」。
「そう、最後のでいいんだよー」と私。
でも、もう一回やろうとするとやっぱり吸う。「違う!ふくの!」と私。だんだん力が入ってしまいます。
ちょっとしびれてきたちびたろう、今度はストローの先っぽに口を当てようとします。
そっちはシャボン液が付いているのに!あわてて、「そっちじゃないよー」と私。
次は、シャボン液の入った容器をもちたがるちび。
いや、液を舐めちゃうかもしれないから…と説得方法を考え始めたところでふと気が変わりました。
いや、シャボン液なめるくらい、いいか。
ちょっと口につくくらい、なんでもないだろう。大量に入らないように、見ていればいい。むしろ苦さを感じ、もうなめなくなるだろう。
こぼしてしまうかもしれないけど、それならまた買えばいい。100円だし。洋服もぬれても、家近いから大丈夫…。

で、しばらくすると。散々吸い、「でないー」と言いながらも、何度かたくさんのシャボン玉を飛ばすことに成功。「できた!」と顔を輝かせるちび。
もう一回やったら失敗。「あれ?」。でも次は、「できた!」。
最後はシャボン玉の容器をひっくり返してしまい、「あー!」。でも、「こぼしちゃったから、続きはまた今度にしようね」というと、素直に「はーい」。
なんか、さっきまでの自分、すっごく干渉していた。
できなくたっていいのに。できないのも、ちびには興味深い経験だろう。イライラして泣いても。
つきっきりで教えて、正しくできてもつまらない。
自分でできるから楽しいんだ。よかった、「できた!」のチャンスをつぶさずにすんだ…。
一つ、気づけました。

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